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写真8 大型キャビテーションチャンネル(LCC)の全景

(LCCに関する入手資料から引用)

 

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写真9 LCC内部に取り付けられた潜水艦の模型

(LCCに関する入手資料から引用)

 

手資料から引用)に示す潜水艦および原寸大の魚雷などの模型である。潜水艦の模型が固定されたテストセクション(Test Section)の下部に設置されたハイドロフォンにより、流体中で模型が発生する周波数200Hzから200kHzのノイズをレベルだけでなく、発生場所を特定できるそうである。次にShip&Un−manned Vehicle Dynam-ics ProgramプログラムマネージャーのRossignol氏から、船舶の運動特性やフローノイズの計測を天然の湖で行った事例について解説していただいた。研究所内の水槽では試験ができない大きさの模型での試験が必要だったので、との理由だったが規模の大きさを痛感した。試験を行った湖は、ガーデロック研究所から自動車で40分ほどの距離にある非常に静かな湖で、全長20フィート以上の模型をラジオコントロールでジグザグ航走させるなどの航走試験を行ったようである。また、この湖は非常に静かでかつ水深が深いことから、大型の模型によるフローノイズの計測に利用されている。計測には湖底に計測を行う正の浮力を持つ模型を係留し、音響切り放し装置によって模型を上昇させる。あらかじめ水中にハイドロホンを吊り下げておき、模型が自身の浮力により上昇する際に生じるノイズの計測を行うとのことであった。また、同氏はこの湖での実験がより便利に行えるように、

 

 

 

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